ブルースター

□07
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ラ「ついにクロス元帥を見つけたんか…。」

リ「見つけられると思わなかった…。」

ア「(見つけてしまった…)」










【 07 】





中国で、クロスの居場所の情報を聞いたアレンたち。
店主のアニタに会い、クロスがすでに中国にはおらすわ日本に向かったこと、そしてクロスが乗った船が海上にて撃沈されたということを聞いて驚いているところであった。





アニタ「そしてもう一つ、お話ししなければならないことがあります…。」

アレン「それはなんですか…?」





とても言いづらそうにするアニタを見て不思議に思うアレンたち。
するとガチャリ、と扉が空く音とアレンがクロスの元で修行している時に毎日聞いていた懐かしい声がした。





『あれ…アレン君…?』

アレン「ウィリア…?」





「なんでここに!?」と2人の声が重なった。
アレンの姉弟子のウィリアがお菓子や肉まんが沢山入った袋を抱えて現れたのだ。





『わぁー!アレン君だけじゃなーい!リナリーもいるー!!』

リ「ウィリア…!!会いたかったわ!!」





まだお互いに小さい頃、少しの間だけであったが本部で一緒に過ごしていた事があるリナリーは懐かしいウィリアの登場に嬉しくなり彼女の元へと近づき力いっぱいに抱きしめた。





『リナリー、見ないうちに綺麗になったね…。相変わらず綺麗な髪の毛…。』

リ「ウィリアは小さい時と変わらない姿ね…。何年ぶりかしら….。」

『そうね…4年ぐらい…かなぁ…。』

ア「(遠い目してる!ウィリア遠い目してる!!!!!)」





リナリーの質問に答えながらもウィリアは、クロスがわざと音信不通にしていたことを知っていたため彼女は遠い目をしていた。





 
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