ブルースター
□04
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ク「今日から正式にエクソシストと名乗ることを許す。」
ア「ホントですか!?」
『やったねアレンくんっ!!』
【04】
インドにて、アレン君が私たちの元を去って本部へ向かったのは3ヶ月前のこと。
まぁその別れ方があれだったけど……。
3ヶ月前。
インドに移住しているとき、クロスは椅子に座りながらワインを飲んでおりその前にアレンを正座させて待機させていた。
話の内容としてはアレンを正式にエクソシストとして名乗る許可をすること。そのためにはクロスと一緒に教団の本部へ挨拶を行かなければいけないということであった。
『えっ!クロス教団に戻るの!?!』
ク「なわけないだろ。
お前…本部の場所は知ってるよな?」
クロスは右手にハンマーを取り出し、アレンに近づきながらそう質問した。
そしてもちろんアレンは本部の場所を知っているため頷いたが…若干逃げてる…。
『ま、まさか…』
ク「俺のゴーレムを代わりに置いてってやる。コムイという幹部にも紹介状を送っといてやるから…目が覚めたら出発しろ…。」
最後に、「俺、本部(あそこ)キライなんだよ。」と言ってアレンにハンマーを振り下ろした。
『アレンくん!!!!
い、急いで治療を…!!!』
ク「その必要はない。」
頭から血を流して倒れているアレンを見てわててウィリアはイノセンスを取り出して治療をしようとしたがクロスに止められた。
ク「それより早くここを出るぞ。」
『師匠…逃げるつもり…?』
ク倒れているアレンを見捨てて荷物を持ってさっさと部屋を立ち去ろうとするクロスを見てウィリアは小さくため息をつき、珍しく師匠と呼んだ。
ク「師匠って呼ぶな。
次呼んだら犯すぞ?」
『呼ばない!絶対呼ばない!!』
クロスの言葉にゾッとしたウィリアは勢いよく首を横に振った。
ク「ほら、出るぞ。」
『はーい!じゃあね、ティム。
アレン君をよろしくね?』
倒れているアレンの上空を飛んでいるティム・キャンピーに挨拶をしクロスとウィリアはインドをさったのである…。