ブルースター

□01
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これの出会いは偶然であり必然でもあったのかもしれない…










【01】





サァァァァァ



風が吹く。
その風によって赤髪の大きな男性と、彼に抱かれている黒髪の女の子の髪をなびかせた。





『クロス??』

ク「いや、なんでもない。」





少女をだいている男の様子がおかしいことに気づいた彼女は声をかけたが、何もないと言われ不思議そうに首を傾げていた。

赤髪の男の名前はクロス。そして少女の名前はウィリアである。

そして彼達がしばらく歩いてついた場所は墓地。
クロスは入口の近くの木にウィリアを下ろし、目線を合わせるためにしゃがみこんだ。





ク「1人にするが大丈夫か?」

『平気よ。クロス、無茶はしないで?』





彼女の言葉にああ、と一言返事をし頬にキスを落としたら墓地の奥へと消えていった。










『クロスまだかなー…。』





木の根元にもたれかかりながらクロスを待っているウィリア。
しばらくするとクロスは白髪の少年を連れて彼女のもとへと戻ってきた。





『その子は…?』

ク「今日からパシリになるアレンだ。
おいアレン、お前の姉弟子になるウィリアだ。」

『ウィリアだよー!エクソシストなのー!よろしくね?』

ア「は、はい…。」





クロスとウィリア、そしてアレンの3人で旅が始まったのは約3年前の話である…。





 
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