ブルースター
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ラ「だ…誰さ!?!そのちっこい少女誰なんさ!?!」
アレンとリナリー、ウィリアの会話を聞いていたラビだったが痺れを切らしてしまいとうとうつっこんでしまった。
そんなラビのツッコミにほかのメンバーは目を丸くしてラビを見ていた。
ラ「な、なにさなにさ!!なんでそんなアホなやつを見る目で俺を見るんさ!!!」
ア「…僕、ここに来るときに説明しませんでしたか?クロス師匠と一緒に旅をしている僕の姉弟子のウィリアもいる、と…。」
ラ「アレンの話では俺らと歳が変わらないとか言ってなかったさ?どうみても…。」
そこで言葉を切らしたラビは持っている袋から肉まんを取り出してもぐもぐ食べているウィリアを怪しげな目で見ていた。
『ちょっと色々あって小さいままの姿なの〜。イノセンス使うときは元に戻るよ?
深い追求はしないでねブックマンJr.?』
ラ「なっ!?なんで俺のことを…!?!」
『教団のことは情報得てるからね〜。』
ア「え?」
リ「え?」
『…あ。
そ、それよりみんなはなんでここにきたの??』
自分の発言が墓穴を掘ってしまったことに気づいたウィリアは慌てて話を逸らした。
そんなウィリアにアレンは気づかないわけがないが、聞かれた質問の答えを述べた。
ア「僕たちは師匠を探しているんです。」
『クロスを…?』
リ「実は…。」
リナリーは自分たちがなぜクロスを探しているのかハートのことを含めて説明した。
『そう…。いいわ、私も一緒に日本に向かう。』
ア「ほ、本当ですか!?!」
『もともと私も日本に行くつもりだったのよ?
なのにクロスったら私が寝てる間に日本に立つんだもの酷いわよね?』
ウフフフフ、とウィリアは笑顔で笑っているが背後には黒いオーラを纏っている。
ラ「(ア、アレン!ウィリアが黒いさ!!)」
ア「(あ、あの笑みは本当に怒っているときです…。僕にはどうしようもできません…。)」
ラ「(アレンが怯えてるさ…!!)」
ラビの中でウィリアはアレン以上に黒い人物へと昇格したのであった…。