Fate/
□Y
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「アーチャー!!」
『なんだよっトーヤ』
俺があの場を離れた後無事に帰れたみたいだ
そして今説教か
「俺が死んだら」
『俺は消えるんだろ?』
それぐらい知ってるわ
そろそろ真名教えてもいいが…つまんねぇしな
「アーチャー…」
『なんだ』
「お前の真名ラウで合ってるのか?」
『真名だが…愛称だ』
まぁイロイロ遇ったんだろ
つか…俺を喚ぼうとしてた訳じゃないか
「本来はどこかの英雄の予定だったけど横取りされたらしい」
『らしい?』
「母さんの知り合いが言ってた」
……
「残っていたのはこのピアスだけ」
差し出されたのはオレンジに光るリング状のピアス
…貰った本人に返したもの
『……死ぬまで持ってたのかよ』
「裏に何か書いてあってな……」
『¨氷上の守護者¨俺の国の文字だ』
懐かしいな
俺の容姿と性格が氷上のようだと言われて作った
『もう一つ対になっている奴があってお互いを結びつける魔力があるんだっ』
俺にとったら忌まわしい記憶しかない
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