4周年記念リクエスト@
□プライド(ゆうあつ裏なし)
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「ただいま。調子はどう?・・・・ぁ、、寝てるか。」
ス――――、、、ス――――、、、
ごはんを食べた様子もないし、
薬を飲んだ気配もない。
もしかして、家に着いてからずっと寝てるの?
あっちゃんのために、おかゆを作る。
温かいタオルと着替えをもって、
「だからムリしないでって言ったでしょ?」
『・・・・・ん、、ぁ、、ゆぅこ///』
「ごはんまだでしょ。おかゆ作ったから。」
『ん。食べる。』
「食欲あるだけましか。薬は?」
フルフルと首を横に振る。
「もう、倒れたってきいてホントに心配したんだから。風邪直ったらお尻ぺんぺんのお仕置きだからね?」
『ごめ、んね…はぁ、、はぁ、、げほっ…』
「汗で濡れたでしょ。タオルでからだ拭くね。」
病人を襲うほどあたしも性欲は強くはない。
温かい蒸しタオルを何枚か使って身体を拭いた。
『ぁりがと////』
「うぅん。恋人が風邪ひいてたら看病するくらい当たり前じゃん。
おやすみ。」
『お休み。』
・・・・・・ス――――ス――――ス――――
アッとゆう間に静かな寝息が聞こえてきた。
「どんだけムリしたのよ。」
仕事意欲が誰よりも強い恋人に軽く呆れつつ、
こんな顔でごめんねなんて言ったら怒れないし。
汗で覚めちゃわないようにこまめに腕や首を拭きながら・・・・
頭のタオルを変えて・・・
「・・・・・んっ、、、ふぁ、、、」
あれ、、寝ちゃった?
『おはよう優子。』
「体調は?」
『ばっちりかな。優子が一晩中拭いてくれてたおかげかも。』
あっちゃんの手には冷たくなったタオル(元々は暖かかったやつだけど)を見せられた。
『起きたら腋が冷たいんだもん。びっくりしちゃった』
なんて言われたよね。