リクエスト(8月15〜)

□ブラック社長降臨(ゆきまゆ)
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「お先に失礼します社長。」



『あら、今日は珍しいじゃん。』



「今日はちょっと……明日の会議の資料置いておきましたのでご拝読お願いします。」




『ありがとう。おつかれさま。』













さて・・・明日の資料一応みとこっかな。




って言っても、麻友が作る資料はいつも完璧。
誤字なし、脱字なし、内容は約30ページ分完璧。


麻友があたしより先に帰るのなんて数か月に一回だから珍しいなーなんて思ったり。



『たまには、社長室掃除しよっかな…』




思い立った時にやらないとこうゆうのって進まないじゃない?



あ、そうだ!ついでに麻友の部屋も掃除しておいてあげよ。











30分近くかけて自分の部屋を掃除した。


うん、本とか資料とかだいぶ整頓されたじゃん!



後は麻友の部屋っと・・・・



『ん?なにこれ。』



まず、男性社員のものと思われるハンカチが10枚くらい。


鍵がかかってる妖しい扉。そのカギは麻友の机の引き出しにあったけど、



『ぇッ?!』



そこにはアダルトなDVDが棚いっぱいにならんでいて、、、




アイドルのDVDや、グッズ、

BL系の本やグッズがたくさんあった。





















「ない、、、ないない・・・あれ・・・」



『麻友おはよう。』



「おはようございます社長。」



『どうしたの?そんなに焦って。』



「ぃ、、ぃぇ、、なにも…」



『昨日ね、社長室と秘書室掃除しといたから。』


麻友が探してるものってきっと『アレ』だよねー。



「ぁ、、、ぇ?」



『どうしたの?麻友が探してるものってさ、まさか…これ?』



「あッ・・・・・・」









『麻友にもこんな趣味があったなんて意外だなー。
勤勉、優秀、博識高い渡辺秘書にこんな趣味があったなんて社員が知ったらさー・・・』



「ッ、、、、だ、、誰にも言わないでください…」



『それに仕事中に見てたってことでしょ?やけに、長いことかかるなーとか思った時あったんだよねー。』



麻友がこんな焦った顔するなんて珍しい。


昨日から珍しいこと続きみたい。


『バラされたくなかったらわかってるよね麻友?』
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