嫌いから始まる恋(こじゆう)

□脈は・・・
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「やっぱりこじぱは笑った顔のがかわいいじゃん。」



『優子はちびでかわいいよ。』




「うげっ・・・上から見下ろされてそれ言われると・・・」








「ねぇ、せっかく神社あるしさ。
お参りしていかない?」




『いいよー。』




前回の身体触って怒られちゃったから、できるだけ触らないように。
でもはぐれない距離で…









カランカラン



(こじぱがあたしに振り向いてくれますように…いつか好きっていってもらえますように)





こじぱは何をお祈りしたんだろう?



「あたしはー、内緒かな。
こじぱは?」



『健康第一。』




「ははっ。確かにね」



恋愛のことじゃないんだ・・・









『もうすぐ、花火だよ?』


「あたしね、めーーっちゃいいとこ知ってるからいこ。
人も少なくて穴場なんだよ。」















『こんなとこ?こんな隅から見えないでしょ。』




「あたしを信じてよ。
見えなかったら、みんなと一緒に下で見よ?」




『んー。』


ここから絶対きれいに見えるはずなんだよ。
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