嫌いから始まる恋(こじゆう)

□ちょっとずつ
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麻「よかったじゃんゆっぴー。」




才「あ、そうそう。土曜日はうちらの試合なんだけど、小嶋さんも見に来ない?
敦子とたかみな、麻里子も来るんだけど?」



陽「ソフトボールなんて見てもわかんないもん。」




優「えーー!こじぱくるならあたしめっちゃ頑張る!
ホームラン打つよ!」



佐「優子、今度の相手はうちらと互角だって。そんな簡単には打たせてくれないぞ?」



麻「またメールするからさ、それまでに決めとけばいいよ。」





(でも、もし来たらふざけてないかっこいいゆっぴーが見れるよきっと。)








陽「気が向いたら行く。」



優「こじぱが来てくれたら絶対頑張れるのにー・・・」















みんながいるとき以外も、

優子はしつこく話しかけてきた。



優「こじぱ一緒に帰ろうよ。今日練習オフなんだよねー。」



陽「・・・・・・・・・」




無視して靴を履きかえたけど、ちょこちょこと着いてきたし。



優「ねぇ、こじぱって一人っこ?」



『うん。』



優「あたしと一緒だね、大切にされてそうだもんねこじぱ。」



『・・・・ぅん。』




優「好きな食べ物は?」



優「休みはどこに遊びに行くの?」



優「ええーーー!カラオケ行ったことないなんて人生損してるよ。今度行く?
あ、カラオケならみんなもよぼっかな。」





一方的に質問してきて、
陽菜は聞かれたことだけ答えた。

一方的にリアクションして・・・・


でも、優子との帰り道は話が途切れることはなかった。






優「じゃぁ今度の試合絶対きてねー!
待ってるから!」



陽「気が向いたらって言ったじゃん。」
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