3周年リクエスト(2)
□意外に(さしこじ)
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★ゆうちゃんloveさんリク
「こんばんわ。」
『…こんばんわ。』
「ちょ、テンション低くない?」
『陽菜勉強嫌いなの。』
「あー、まぁ嫌いなものをやるときってテンションさがるよね。」
うん、わかるわかる。
なんて普通に頷いてる人は、一応陽菜の家庭教師。
見た目は普通、頭脳はそれなりってなんにも面白くないレベル。
「陽菜ちゃんってさ、顔かわいいよね。」
『よく言われる。』
「うわっ!ソコ否定しなよ。」
『指原が言ったんでしょ?』
「また先生のこと呼び捨てにして〜。まぁ指原だからいいけどさ。
彼氏いる?」
『いないけど。』
結局、そこで話は終わってお勉強タイム。
「うんうん、ここまでは合ってるよね?
この続きはまったくわからない?」
『これは関数でしょ?でも、式がどうしたらいいかわからないもん。』
横顔は意外にいけてる。
勉強教えるときの真剣な顔つきも中々。
たまにバカにしてくるからムカついて「じゃあこれやってみたら?」なんて問題ぶつけて、焦って真剣に解く姿はウケル。
結局数分後には正解だされちゃうんだけど・・・
「じゃ、休憩ね。
で、さっきの続き―指原めっちゃ気になるんだけど。」
『何が』
「彼氏の話!いないの、陽菜ちゃん?」
『いないし。いても教えないし。』
「えーー、ちょ指原と陽菜ちゃんの中じゃん。
じゃあさ、いいこと考えた。」