調教師
□麻里子の秘密
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今回は渡辺くんと、敦子の会話・回想がメインになります。性描写はほとんどありません。
麻「それじゃぁあたしは、別の子の調教行ってくるから、渡辺ちゃんと練習しててよ?」
「はい。行ってらっしゃい。」
麻里子はあたしと渡辺を置いて別の調教に行っちゃった。
『ねぇ。麻里子ってどんな人?』
「美人。」
『そうじゃない。人柄の話、わかるでしょ?』
「冷酷。」
『ムカつく。詳しく説明してよ。』
「篠田さんがあんたを調教してるってのに、教えられない。」
教えてくれないなら今日の調教受けないっていったら困った顔をした。
「麻里子さんって、昔からこうゆう仕事やってはいたけど、昔はすっごい優しい人だった。
ロングヘアだったしな。
あんたにどんな調教してるかしらないけど…」
渡辺の話ではこうだった。
昔の麻里子は甘やかすって感じで調教してたらしい。今みたいに無理やり顎と鼻を摘まんでフェラチオさせることもないし、
言ってみれば調教される子が嫌な思いをしない最高の配慮を払ていたらしい。
「でも、そのやさしさのせいでちょっと問題が起こってしまってね。
篠田さんが大事に調教してた子なんだけど、その子がどうしても引き渡されるのは嫌だって縋り付いたんだ。」
『うん。』
「優しい篠田さんは、なんとかしてその子を助けられないか考えてね。」