嫌いから始まる恋(こじゆう)
□意外な弱点
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脈は・・・あるのかもしれないって思った。
麻里ちゃんに相談したら、焦らないほうがいいって言われた。
はじめて見たときかわいいと思った。
はじめてしゃべったとき冷たいと思った。
始めてデートしてただ不器用なだけなんだってわかった。
はじめての夏祭りで、脈はあるって思った。
今まで、いろんな子を相手にしてきたけど
今回は本気だった。
敦「ねー、もうすぐテスト週間だよー。」
た「あ、ほんとだ。」
麻「いいよね。みなみはどうせ頭いいし。
また教えてね。」
もうすぐ二学期の中間テストだ。
へー。たかみなって頭いいのか
佐「佐江は才加に教えてもらおーーっと。」
ゆ「佐江ちゃん、テスト期間は遊べないね?」
佐「え・・・ぃ、いやっ…ぜんぜんそんなことない!りんちゃんが誘ってくれるならいつでも飛んでくよ♪」
ゆ「んふっ。ありがと」
敦「たかみな、テスト勉強いっしょにやろうね?」
た「敦子の場合あたしが教えてるの聞いてんだか、聞いてないんだか…」
敦「んー?なに?」
た「う”っ、、ぐるじ、、あづご…わがったがら、、くっ・・・」
敦「そんなにあたしに勉強教えたいんだー?」
た「コクコクッ、、、はなじでっ…おしえ、ます、がらぁ」
麻「ほとんど脅しじゃん敦子(笑)」
敦「え?たかみながあたしとテスト勉強したいのか確認してみたの♪」
相変わらずあっちゃんの尻に敷かれるたかみなと、
ほんとはたかみなのことが好きでたまらないんであろうあっちゃん。
勉強できない組は、教えてもらうのを交渉したり
交渉しなくてもまぁどうせ一緒に勉強するんだろうけど
陽「ねぇ、優ちゃん。」
『んぇ?、、はい。なんでしょう』