嫌いから始まる恋(こじゆう)
□変態気質
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「え、、いや、でも、ガチで嫌がられちゃうかもしれないじゃん・・・」
『篠田だったら、相手の嫌な部分も知ってつきあいたいなぁ。
だって、隠されてて付き合いだした途端豹変してってほうが怖い。』
「うーーー・・・そうだけどさー・・・」
あたしは今まで、いろんな女の子や、男子と付き合ってきて男とエッチしたこともあるし、
女の子ならあたしが上。
女の子と付き合ってきたときに身に着けた変態気質・・・
こじぱには言ってないけど、
ほんとうはこじぱのお尻撫でまわしたいし、
おっぱいムニムニ揉んでみたいし、
あのふっくらした唇にキスしてみたいし、
できるもんならデリケートな部分も含めでぜーんぶ舐めてみたいし。
『いいじゃん。いっつも篠田には余裕でお尻撫でまわしてきたり、
みなみのない胸揉んだりしてるんだからさー。』
「いや、、でも、こじぱはちょっと・・・」
この、すべてをさらけ出そう作戦がのちに、
あたしとこじぱの関係を悪化させちゃう原因になるなんて思ってもみなかった。
「あぁ、優子。今日部活は?」
『あたしはチーム1活躍する女だからねー!練習にあたしがいなくってもみんな何も言ってこないの。』
「なにそれ。
自分は絶対先発外れないみたいな」
『えっへん。外れません。
今まであたしがヒット2本以下になったことはないし、
ショートのあたしが外されるなんてないない。』
「とかいってる人が、いつの間にか一年生に抜かされるんだよ。」
あたしはついに、麻里ちゃんの言ってた全部さらけ出そう作戦を実行することにした。