嫌いから始まる恋(こじゆう)

□試合
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「まぁ来る思ったけどねー。ちょっと優子に興味あったでしょ?」





『は?・・・そんなんじゃないし。』


麻里子に試合見に行くってメールしたのは昨日。
ほんとは最初から行くって決めてたけど・・・





「期待していいよ。佐江もイケメンだけど、優子のいつものチャラけた感じとはまた違うから。
言ってみればエンターテイナー?変幻自在だねあの子は。」




麻里子はちょっとムカつくキャラ。
知的だけど、その分余裕こいた雰囲気。


美人で男子からは結構人気が高いみたい。



『でもうるさい。』

















会場についたら優子たちは練習中だった。



詳しいことはわかんない。

けど、才加も佐江も、優子も全員レギュラーだった。









ショート優子、セカンド佐江、キャッチャーが才加。






優「あ、こじぱーーーー!!!」



麻「・・・手振ってるよ?振り返してあげないの?、、、あー、怒られた(笑)」



『バーカ。』










佐「来てくれたんんだ?」


才「敦子たちにもさっき会った。手つないでラブラブだったよ。」



優「こじぱが来たならあたしめっちゃ頑張る。」



『うん。』



別に優子が見たくてきたわけじゃないし。

ただどんなもんかと思っただけ。






麻「敦子たちは?」


才「試合長くなるからおやつ買いにいくんだってさ。」




優「ねぇねぇこじぱ。あたしがホームラン打ったらさ、
あしたのデートあたしがいきたいところついてきて?」




『いいけど。』




優「いやったーぁ!!ぜーーたい頑張るから見ててよ。こじぱのためにいいとこ見せちゃうから」



『うるさい。砂が舞うじゃん。』


やっぱりいつもの優子と同じじゃん。




佐「みんな見に来てるとちょっと緊張するよね。」
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