2,000,000ヒット達成記念リク
□待ってた(まりこじ)
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『みんな卒業おめでとう。高校で過ごした3年間はきっと、いつかみなさんと思い出となり人生の糧になると思います。
卒業しても、篠田のことも忘れないで、たまには会いに来てくれると嬉しいな。』
卒業式の日。
最後のホームルーム。何を言おうかたくさん考えたけど、教壇に立つと吹っ飛んでしまって
ありきたりな内容になった。
「先生。」
『・・・・・』
「篠田先生。」
『え?・・・・小嶋さん!?』
卒業式からわずか一か月。
一か月だけど、社会人になって少し大人になったようにも見える。
『どう、したの?』
「先生が、また会いに来てっていったんじゃん。それに、今日は伝えたいことがあってきたの。」
『篠田に?あ、ちょうど帰る支度してたからちょっと待って。』
「陽菜ね、前に言った学校の先生に告白しようと思うの。」
あ…その話か。
『うん、頑張ってね。』
「陽菜たち今はもう、生徒と先生じゃないよね。」
うん?
「まりちゃ、、篠田先生が、生徒と関係を持つのはダメだって言ってたから陽菜、自分が卒業するまで待ってたんだよ?」
小嶋さんが、、、自分が卒業するまで待ってた?
背が高くて、、数学の先生、、
『ッ、、待った。小嶋さんが好いてるのって、もしかして・・・』
「『麻里ちゃん(篠田?)』」
「陽菜ね、ずーーっと片思いだと思ってた。けど、麻里ちゃんに恋の相談して…好きな人いるか聞いたときに気づいちゃったの。
両想いかもって」
『えッ//////』
「先生ごまかす時すーーっごい目キョロキョロするからね?」
そうだったんだ・・・。
『ど、どの辺から篠田が小嶋さんのこと好きって気づいたの?』
「好きな人が数学の先生って言ったくらい。
あと先生、陽菜たちもう両想いですよね?」
『ぅ、、ぅん。そうなる、よね////』
「じゃあもう陽菜って呼んでよ、麻里ちゃん。」