4周年記念リクエストA&新年度リクエスト
□我慢の限界(ゆうこじ)
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「もしもし?」
『優ちゃん、陽菜。』
「あぁ、うん。どうしたの?」
『優ちゃん今日もお仕事?』
「ぁーーーー・・・うん、今日も終わるの遅くて。うん、、、ごめんね?また今度会えそうな日連絡するから。」
『そうだよね…ごめんね?忙しいのに。うん、またね。』
あたしだって、こじぱに会いたいけど。
分刻みに入れられたスケジュール。
今日だって終わるの23:00予定なんだもん。明日も朝7時入りだし。
だいたい、あたしが連絡した日はこじぱが忙しくて、
こじぱから連絡が来る日はその逆ってことが多い。
「ぁっ、もしもしこじぱ?優子だよー。」
『優ちゃんっ。』
「明日の夜なら時間とれそうだけど…どうかな?」
『待って、スケジュール見るから。・・・・・・あっ!明日の夜から大丈夫かも。うん、、、また連絡するね!』
よかった。こじぱも20時くらいにはなんとか終わるかもってことで…
なーんか気分あがっちゃうねー♪
『優ちゃんお疲れ様。』
「こじぱお疲れ様っ。家いこっ!」
ほんとに久しぶり。
連絡はとってたけど、ずっと予定がすれ違いでね……
「あーーー、久しぶりだね。最近どう?」
『うーん・・・まぁまぁ。』
あれ?声のトーンがおかしくない?
「まぁまぁって言ってもさ、大変とかこんなロケあったとかないのー?」
『大変だよ。たかみなも卒業するしね。8時に局に入って、移動が1日2、3回あって終わるのはだいたい22時くらいなの。』
「若手は頑張ってる?」
『んーーーー・・・頑張ってるけど、、、、、、、、、、』
「陽菜?」
『っ・・・・・・くすっ、、、ぐすっ、、』
あれ、あたし変なこと言ったかな?
なんてよくよく聞いてみたところ、こじぱはこじぱなりに日頃の疲れとか、後輩の不満、後輩には言えない悩みをたくさん抱えてたみたい。