夢小説。小話
□ドタバタ☆ハロウィン
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『サッチさーん!何作ってるんですか〜?』
朝一番に厨房へ行くと、
沢山のカボチャが調理台に並んでいた。
サイズがかなり大きいのだけど、
どこにしまわれていたのかは謎だ。
「お!おはよ ☆☆☆チャン。スープにしようと思って出してきたんだよ」
ポタージュスープか〜。想像しただけで美味しそうだ。楽しみ♪
『そ〜言えば、もと居た世界では、そろそろハロウィンかな……』
サッチさんは何だそりゃ?と首を傾けた。コチラには無いのだろうか?
まぁ……子供いなければ関係ないよね。
私は簡単にハロウィンというイベントを教えた。
詳しく無いけど。
確か子供達が仮装して
悪戯されたくなかったらお菓子よこせって貰いに行くんだよね。
カボチャの中身をくり抜いて
顔みたいに穴を空けて
中にロウソクを入れるランタン?のような飾りがとても印象的。
「あー。カボチャ見てソレ思い出したって訳だ」
そーなんですよ。と笑いあうと
サッチさんは素早くカボチャの皮に彫り物をした。
「こんな感じ?」
『上手いもんですねー!』
私が目を輝かしていると
サッチさんは満足そうに
じゃあ飾っとくか?と
数個のカボチャを持ってきて
私にも何個か渡すと一緒に作ろうぜ!と笑った。