青いひよこの夢

□二人きりの世界で神様ごっこ
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ねぇ次元知ってる?俺たちはさもう何百年、何千年と互いを探し続けていたんだぜ。

「ルパン」
次元が俺を呼ぶ何度聞いても心地よいその声
もう何度お前に出会っただろうそのたびにお前も俺も姿は変わるけどひとつだけ変わらないのはその黒。お前は黒が好きでいつも身にまとってる。
「次元、こっちおいで。」
呼ぶと次元は何だ?不思議そうな顔をするがすぐにこちらへやってくる。
「次元にね、お話してあげる。御伽噺でほんとにあった昔のお話。」
次元は
「急に何だよ。それになんだそれ。」
と予想どうりの反応。俺はどっかおかしくなったのか?と疑う次元を膝に座らせ話し始める

むかーしむかしあるところに二人の男女がおりました。二人は恋仲でしたが身分の差に悩んでいました。きっと親に二人の仲を話しても引き裂かれてしまうでしょう

「ありきたりな話だな」
次元が言う
「まぁまぁいいから聞きなさいって」
俺は続きを話す

そこで二人は教会である約束をします
それはまた生まれ変わったとしても互いを絶対に見つけるというものでした
そして二人は互いに他の人と結婚しました

「なんだそれ...好きなら何でもして一緒になればいいじゃないか」
次元がごちる
「そうね。でもその当時は身分については凄く厳しかったの」
俺は話を続ける

そして二人はそれきり2度と会う事はなく死んでしまいました
そしてまた神のみもとへ帰った時男は地上であった自分達のことを天使に零しました。許されないことと知ってはいるけれどもまだ彼女と生きたい彼女と愛し合っていたいと。
天使は男のことを哀れに思います。そして天使は許されないことと知っていながら男のために規則を破り男と契約します。また彼女と巡り会える運命に男と彼女の運命の本を書き換えたのです。しかしそれを知った神は怒り天使を地に堕とし2度と天へ帰って来られないようにしました。そして男には呪いを与えました。そう永遠に生きながら苦しむように記憶を消えないようにしたのです。そして神は男を地に堕としまた男を生まれ変わらせたのです。

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