青いひよこの夢

□恋心と秋の雨空
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今日もまたルパンは女のとこへ
いい加減この気持ちも重苦しくて辛い気付かなければ良かったこんな気持ちそうすればこんなに苦しむこともなかったただの相棒としてルパンの隣にいれたのに。そうまた同じことを考えて酒を煽る
あっ雨が降ってきた。ルパン大丈夫かな?あ、またルパンのこと。もう嫌だなぁ。
秋の雨、窓越しに見える秋の雨空。俺のこの気持ちと勝手に流れてくる涙を何処かへ流し持ってってくれないか?
「好きだ」と言えたらどんなに楽だろう。でも俺もルパンも男でしかも相棒でそれにルパンは無類の女好き。男なんか好きになるわけがない。
何度も違うと言って捨てようとしても無理でどんどん「好き」がこの胸に積もって息が出来なくなるほどで。
「好きの願う先」が怖くて言えず気付かれまいと怯えて必死に隠してる臆病者の俺。ルパンに捨てられないように必死に隠してルパンにしがみついてる卑怯者の俺。でもこの気持ちが気付かれなくてもいいルパンの側にいられるならそれでもいいと思ってる最低な俺。
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