LIAR LOVE
□逃れられない女
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『……っぷ…っ……は……っ』
やっと口を離してもらえたと思うひまもなく、胸へと手が伸びる。
だんだん、触れられている全てが嫌で、
何もかもがどうでも良くなった。
こんなの感じもしないし、私、何してるんだろ?
考えるのさえ、抵抗するのさえが、めんどくさくなり、されるがままに体を捨てた。
「感じてるんだろ?もっと、喘げよ」
笑いながら、自身のモノを私の中へと入れてくる。
『……ッイタッ……イ……ッ…』
全く濡れていない私には、痛くてたまらない。
それに気付きもしないまま、スピードを上げてくる。
……そっか、自分さえ絶頂に絶っすれば、いいんだもんね。
私のことなんて、どうでもいいもんね。
じゃあ、私は何………?
もう、涙の一滴も出てこないや。
冷めた表情で拓也を見ていると
絶頂にたっしたのか、私の中に出してきた。