LIAR LOVE
□逃れられない女
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ガチャッ
ドアが開いたと思い、入ろうとすると、手首を引っ張られ、私を部屋の中へと引きずり込む。
『い…っいたいよっ…離してよっ……拓っ…』
振りほどこうとすればするほど、力が強くなり、痛くなる。
涙目になりながらも、必死に手を振りほどこうとする。
部屋につくなり、乱暴に私をベッドに叩きつける。
『………っ……』
恐怖で立つことさえ出来なかった。
いつもの状況なのに何度されてもなれない。
必死に泣くのをこらえながら、拓也を見る。
「なんだよ、その目」
そう言って、私の上に馬乗りになる。
『…っ、苦しい…よ…っ……お願…いっ…どいて…っ』
必死に抵抗するも、男の力には敵わない。
「あ?お前に決める権利はねーんだよ」
そう言うと、私の口に無理矢理、舌をねじ込んでくる。
『……っ……んっ…や……っめ…っ』
必死に抵抗しても、止まらない。
息が苦しくても、やめてはくれない。
ただ、されるがままに。