契約屋
□契約成立
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「ごめんねぇ、許してぇ、ごめんねぇ」
忍は何度も何度も京子に謝罪を繰り返した。
契約屋と名乗る少年が、クリーム色の髪を揺らしてにこにこ笑 う。
「お姉さん、ありがとう」
――約束だ。
「お姉さんは僕の願いを叶えてくれた」
何かを掴むかのような手の動きを見せて、少年は忍を見 た。
「だから今度は、僕がお姉さんの願いを叶えてあげるね」
忍が持っていた紙に、印が押された。
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