BLUE

□紅と碧
1ページ/9ページ

人気のない道から

さらに人気のない建物の中へ連れてこられて

あのときの数人の男達に囲まれて

私は拘束状態で

人質みたいなかんじで白川さんはあちら側にいて

あぁ、絶体絶命ってこういうことかって、思ってた

「…まぁ、わかってるみたいだけど、俺が“青鬼”なんだよね」

『…青鬼、ね。私に何か用?』

「だから、紅姫に勝って、青鬼が頂点に立つんだよ」

『こんな大人数で、私を縛って、か?卑怯な勝ち方だな』


どうすればいい

どうすれば、白川さんを助けられる?
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ