短編小説
□お風呂
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「平助くーん」
「おっ、里香」
「お風呂行きたいんだけど…ついて来て貰ってもいい?」
里香が新撰組に世話になり始めてから暫く経つが、
お風呂には平助にいつも着いてきてもらい、
平助に廊下で里香が風呂から上がるまで待ってもらっている。
何しろこの時代の夜は真っ暗で何も見えない。
不安がってる里香を見兼ねて平助は手を貸しているのであった。
「おう、いいぜ!」
「いつもごめんね…ありがとう!」
里香の笑顔に、胸が高鳴る。
この笑顔にはいつも魅了される平助であった。
「いや、別に…
おれがしたいからしてるだけだし…そんな大したことねーよ!」
里香が風呂に入ってる間に誰か間違って入ったら…
とか考えると落ち着けねーしな…
それに…風呂上がりのこいつは他のヤツに見せたくねぇし!
あいつらがあの里香みたら何するか分かったもんじゃねぇ!!
…と心の中では独占欲丸出しである。
「…とにかく、行こうぜ」
「うん!」
二人で仲良くお風呂場へと向かうのでした。
―――以下あとがきです!―――
リンクさせていただいてる戯言という神サイトさんの影響で書いてみたお風呂話です!
戯言の平助くんと小娘、
もうたまりません…!
(追記)次のページ、追加しました。