Angel Life
□フラワーレイン2
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「あァ〜〜……お姉さん見てたらはぐれたぞォ?」
迷子になってから数分は経っただろうが、彼女は目で女を追っていたわけであり、その場から動いては居なかった。
「まァ?あたしは方向音痴とかいうヤツとは真逆だからなァ」
そうこの街の1番大きな建物を見つめて歩き出す。
そう今回、彼女達の目的は『冒険者支援研究局に行くこと』である。
目的が同じならば迷う事はない。
「狭い道に入ると冒険者支援研究局見えねェ…」
建物が周りを覆い尽くせば、いくら大きくても隠れてしまう。
彼女は無事に冒険者支援研究局へ辿り着くのだろうか……