ボカロ小説

□バッドエンドナイト
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深い深い森の奥に
迷い込んだ村の娘
色あせた手紙を持って
夜の館に辿り着く
不気味な洋館の
壊れた扉を叩く
どん!!どん!!
「誰か…いませんか…?」
「おやおや、お困りですか?」
「ヨウコソ・・・」
「不思議ノ館ヘ・・・」
「(かわいい…)」
「お茶を召し上がれ♪」
皆々集まって
客人は「値踏み」をされる
「でも、こうして会うのも何かの縁」
「ナラ、パーティー 、パーティー!!」
「『歓迎しよう!』」
「Hurry、HurrY!!」
「ワインをついで」
「どんちゃん どんちゃん♪」
「乾杯しましょう」
「Are you readY??」
「準備はいい?」
『「さあ、始めよう!」』「君が主役の Crazy nighTワイン片手に洒落込んで
ほどよく酔いが回ったら
楽しくなってきちゃった?歌え!踊れ!騒ごうぜ!
酸いも甘いも忘れてさ
気が狂っちゃうほどに
楽しんじゃえ Happy☆nighT」
宴から一夜明け
「何か」が
オカシイのです
眠って起きてみたけれど
一向に朝がこないのです
「(どうしてだろう…?)」
すると…
「秘密ヲ・・・」
「教エテアゲルヨ・・・?」
「!?」
「『時計ヲ見テゴラン・・・☆』」
娘は怖くなり
秘密の部屋に逃げ込む
重たい扉を開けたら其処は・・・
「『Jesus、 jesuS!!』」
棺の山だった
「あらあら・・・」
「見てしまったね・・・」 「Danger!! dangeR!!」
「怖がらないで?♪」
「Where are you goinG??」
「どこに行くのです?」
「「お待ちなさい」」
君が主役の Crazy nighT
台本どおりに進むのかい?今宵はどうなる? EndinG全てはそう、君次第さ!
探せ探せ
Happy enD
順番間違えたら終・わ・り
True enD は棺行き?
さあ、今夜も Bad ∞ End ∞ Night?
「どうしたら家に帰れるのかな?」
「舞台が終われば・・・」
「帰れるでしょう・・・」
「ネエネエ・・・」
「遊ボウヨー!」
「帰りたいの〜ぉ?」
「チェー。」
「おやおや・・・」
「ざーんねーん♪」
「時間だね」
「どうするの?」
「Happy enD の鍵は・・・」
「アルノカナ・・・?」
「どこに落ちているの?」
「時間ガナイヨ〜?」
「キラリと冷たく光る鍵・・・・・・みーっつっけた」
私が主役の Crazy nighT
ナイフ片手に
しゃれこうべ
ほどよく
振り回したら・・・
「なんだか楽しくなってきちゃった
逃げろ!逃げろ!一目散に!
舞台、台詞も忘れてさ
気が狂っちゃうほどに
壊しちゃえ Bad ∞ End ∞ Night!!!
君が主役の Crazy nighT!キャストも舞台も無くなって
物語が終わったらさあ、みんなで帰りましょうか
「ドコニー?」
歌え踊れ騒ごうぜ
酸いも甘いも忘れてさ
気が狂っちゃうほどに
楽しんじゃえ Bad ∞ End ∞ Night!
静かになった部屋の中
拍手を送る謎の影
「今宵は良い舞台でした・・・」
手紙を拾って
泣いていた…
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