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□愛電話(いとでんわ)
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突然獄寺君が糸電話をしたいと言ってきた
いきなり何だと思えばリボーンがまた何やら言い出したらしい。

「十代目、駄目ですか?」
駄目かと言われればそんなことはない
「いいよ、糸電話しよっか」

「十代目!」

糸に繋がれた紙コップを双方から手に取り お互い合図した どうやら俺が聞くほうみたいだ

ちらっとみれば視線は完全にこちらに向いている
紙コップを耳へ運ぶ、ピンと張った糸が獄寺君との距離を意識してしまう
(なんか…遠いなあ)
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