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□ヴァンパイア
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全ての始まりは船長のこの一言。
「おいお前ら!ハロウィンだぞ!ハロウィン!!」
「「「は?」」」
全く季節外れのこの言葉に一同頭を捻らせた。
「ねぇ、ルフィ?ハロウィンは10月でしょ?今はまだ…「ハロウィン!!!宴だ!!!」
説得をしようとしたナミの言葉をも遮って叫ぶ。
すると、今まで静かに本を読んでいたロビンが思いついたように顔をあげた。
「もしかして…この島が秋島じゃないかしら?」
ほら、そう言って指差した方向を見ると、確かにそこには島があった。
「え、え!?待ってよ、ログポースも指してないわよ!?あの空島でも指していたのに!」
突然現れた謎の島。
ウキウキする船長を誰も止められる者はおらず、船は仕方なく停泊した。