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□最強の護衛
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「おい、歩音。島に着いたら俺と一緒に行こうぜ……って、ルフィ!?てめぇまさか…」
「あぁ、俺が先だった!」
「歩音ちゃぁぁん!!お買い物付き合います!!!って…この……クソゴムクソマリモ!!」
そう、この三人に迫られているのだ。
ほらまた目の前で乱闘が起きてる。
「ちょっと…喧嘩しないでよっ…!……もう!ルフィとも行かない!!!」
その言葉にピタッとルフィの動きが止まる。
「な、なんでだよ!俺…楽しみにしてたのに…!!」
目をウルウルとさせるルフィを少し可哀想に思うが、心を鬼にしてダメだと言い張る。
こうでもしなきゃ喧嘩やめてくれないんだから。
「ねぇ歩音!一緒に島周りましょうよ!ショッピングした後はビーチなんてどうかしら?」
「わぁ!楽しそう!行く行く!ナミと一緒に行きますっっ!!」
そんなやりとりを見てブーブーと不満を洩らす男たち。
「じゃあ…見張りと付き添いの二人決めるわよー!」
そうして決まったのが
付き添いがサンジ君。
見張りがルフィ。
見張りがルフィとは珍しかったが、流石に毎回ゾロが見張りだとナミも可哀想に思ったようだった。