Main

□君想フ夜
2ページ/4ページ


「ごめんね、お酒足りないかと思って…。」



「普通に置けよ。」




「だって…邪魔しちゃいけないかなって…。」



「あ?何がだ?別に俺ァ何もしてねぇが…。」




「月、見てたでしょ?」



そう言って空を指差す歩音。



「別に見てねぇよ。暇だっただけだ。つか、お前起きてたのか?」




「うん。サンジ君が作ってくれたコーヒー飲んだら眠れなくなっちゃって。」




「バカだなー私。」なんて笑う歩音の目は充血する手前だった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ