夢見

□〜真庭家番外編〜雷雲フォビア
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夏の空は青々としている
眩しい太陽


それは時として豹変する
今この時のように





黒い雲が空を多い
鋭い光が雲から降ってくる









(うぅう………)





ピカッ




ドーン!!



空が光ったと思ったら
少し遅くなつてから
雷の大きい音が響く







まだ遠くに落ちているだけだが
段々と近づいて来ている


そう考えただけでも
恐ろしい





私は雷が大の苦手だ
何故嫌いなのか思い出せないが
雷が落ちる音を聞くと
足がすくんで立てなくなるほど






居間に行けば皆がいる
今よりずっと楽にはなるが
こんな弱々しい私を皆に見られたくない







大丈夫だ雷が止まり夕立が
過ぎ去るまでの辛抱だ







ピカッ






また窓の外が光る
私は反射的に耳を抑え
ベッドにうずくまる







ドォーーン!!
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