夢見

□真庭家と居候な私〜2〜
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真庭家ほぼ全員で
ぞろぞろと登校していると
やはり目立つ、この上なく目立つ。
真庭家の皆さんは
あまり気にしないようだけれども






人数的にもアレなのだが
個性的もあると思う。


中々その辺にいるような人達ではない




だが私は普通だと自負している
一般人Aのレベルだと。










そんなことを考えながら
歩いていると学園に、尾張学園に着いた










いつもと変わらずデカイ
やはりデカイそして無駄に広い
まぁ小中高まとめているから
当たり前なのだが




私は未だに学園内を全て
把握しきっていないくらいだ。














では、またと鳳凰様は職員用玄関に行く
んじゃ私は人鳥ちゃんを
送ってくわねん!と狂犬姉と人鳥は
初等部のほうに分かれた。


残った高等部メンバーで
高等部の生徒用玄関に行く













下駄箱ネタと言えば
ラブレターや恋文がドザーッなんて
よくあるが今どきそんなベタなこと
ないんだが…………




















ところがどっこい高等部メンバーが
下駄箱を一斉に開けると
小さな下駄箱に
よく入っていたなというレベルで
ラブレター、恋文、プレゼント等が
出てくる。






ちなみに蝙蝠、白鷺、喰鮫さん、川獺、
蟷螂さん、蜜蜂の下駄箱も然りである。


いやどちらかと言うと
何故私の下駄箱にもラブレター等が
皆と同じ量入っているのは
何故かわからない。しかも男女問わず
何故だ本当に何故だ。




頭のなかで云々言っていると、








「おやおや猫は
読まないんですか?」








大量のラブレターを読みながら
喰鮫さんが話しかけてきた。






「いや毎日これだと…流石に。
真面目に読んでちゃんと
返事返しているのは喰鮫さんと
蜜蜂ぐらいですよ…」






蜜蜂は律儀で優しいから
ラブレター全てにちゃんとした
返事を書いている。




他の皆に限っては
ほぼスルーだ。


蟷螂さんに至っては
三年目なので華麗なスルーだ。










いくらスルーしようと
毎日量が変わらないのは不思議なんだが








喰鮫さんに至っては不思議だ
あの生粋の変態が返事を
直接きちんと返しているのだ。





毎日とっかえひっかえ女の子を
連れていてもおかしくないのに。







遠回しにかっこいいという意味だ
黙ってさえいれば。










そもそも真庭家の皆はモテるんだろうな
何だかんだで皆かっこよく、可愛い
さきに言ったように
皆これでもかってほど個性的だけど。
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