夢見〜別語〜

□現忍語〜二章〜
1ページ/4ページ


ぼんやりした世界
現実味のない感覚




また、夢を見ている
普通そんなこと
わからない筈なのに……




今回は声が聞こえた…
途切れ途切れの声が




『こ………も……りが……死……だ』





死んだ?誰が?






『しら……ぎ……も…く……い……めも…』




『むし………み……も…』






途端に視界が歪む
元々見えにくい視界が更に
歪んだ……涙だ…
ただ……涙が溢れ……











そこで目が覚めた
目が覚めればいつもの
自分の部屋の天井






なのに目からただ涙が
溢れている止まらない
悲しい寂しい悔しいもどかしい
そんな気持ちが喪失感が
身体をかけ巡った
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ