進撃短編

□恋
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自分の肩にかかっていた布を、雛にかける。


起きた時には、周りを処理済みの書類に囲まれていた。


ったく、無茶しやがって。


執務は嫌いなくせに。



さらさらした金髪に触れる。


髪の隙間から、寝顔が見えた。





「『恋』なんか、知らねぇよ・・・」





呟きは、静かな部屋に切なく響いた。
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