進撃短編

□適当に主人公設定とか
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「え、私?突然だな〜」


「ずいぶん遅かったじゃないですか。
色々とグダグダだし。
兵長があと少しで帰るところでしたよ」


「いやあ、私もいきなり頼まれてね。
さて、なにを質問すればいいんだ?」


「チッ、遅いんだよ、グズ野郎」


「兵長、だから野郎じゃなくて尼ですって」


「細かいことはどうでもいいんだよ」


「さっきから私の話全然聞いてないね?
まあいっか。
質問1、自己紹介をお願いします、だって。
あ、台本あるんだ」


「えっと、私の名前は雛・ファインテールです。
年は15歳で、エレンたちは同い年だから、タメでいいよって言ってるのに、
副長だからっていつまでも敬語使ってくるから気まずくて。
でもリヴァイ班以外の人だと、年上でも敬語使ってくる人もいるからなあ・・・
年下って面倒だね」


「ガキのくせに入ってくるからだ」


「そのガキを他の兵士たちが気まずくなるくらい出世させたのはどこのどいつですか」


「お前の戦闘能力が他の兵士より明らかに高いからだ」


「そうそう、敬語だって、尊敬をこめてだよ」


「そりゃどうも。
好きな食べ物は甘いもの、嫌いな食べ物は辛いもの、
コーヒーより紅茶派で、女の子たちとお菓子を片手にお茶するのが何よりの楽しみです」


「女たらしの気持ち悪い男みたいだな」


「失礼ですね。
趣味は兵長をからかうことと、女の子とおしゃべりすることと、
兵長のぬいぐるみを量産することです」


「おい待て。
聞いてねぇぞ、そんなこと」


「あれ、喋ってなかったですっけ?」


「私は知ってたよ?
一つもらったし」


「何してんだよクソメガネ」


「裁縫苦手だけど頑張ったんですよ。
今度兵長にもあげますね」


「いらねえよ。
自分のぬいぐるみなんか」


「リヴァイは雛ちゃんのぬいぐるみがほしいってー」


「え、そうなんですか?
なんで?」


「削ぐぞ」


「でも事実でしょ〜?」


「いいですよ、今度作って兵長にあげますね」


「・・・・・」


「よかったね!
私にもちょうだい!!」


「暇があれば。
特技は立体機動と巨人倒すのと、
兵長困らせるのと兵長黙らせるのと書類を死ぬほど適当に書き上げることです」


「あと男をたぶらかすのも得意だな」


「女の子口説くのも得意だね!」


「なんですか、人を魔性の女みたいに。
違いますよ、調査兵団が物好きだらけなだけですって」


「一日に十人ペースで告白してくるのは多過ぎだ」


「それにこの間は調査兵団以外の兵士も来てたよね?」


「兵士になる人って、みんな物好きなんですね」


「お前はもう少し自分を客観的に見ろ」


「一生無理だよ、きっと。
そろそろ自己紹介は終わったかな?
じゃあ次に行くよ。
リヴァイの好きなところは?だって」


「は?」


「好きなところ・・・ですか?
んー、色々あるけど・・・
他の人と比べてちっちゃいから見上げなくて済むところとか?」


「殴るぞ」


「だってエレンとか結構高いから喋るとき首痛くなる・・・
って痛い痛い!!髪引っ張んないで!!」


「そのツインテール引き千切ってやろうか」


「まあまあ、離してあげなよ」


「まったく・・・暴力変態ですよ兵長!!」


「それを言うなら暴力反対だろうが」


「いいえ、暴力変態です。
今私が決めました。
世界は私を中心に回っているのです!!」


「とんでもねえ世界だな」


「というわけでネコミミパーティーしましょう!!」


「「\(◎o◎)/!」」


「ネコミミパーティーとは、その名の通り参加者全員がネコミミをつけるパーティーです!
ちなみに、兵長とぺトラと104期のみんなは全員強制参加です!!
・・・って痛い痛い!!」


「調子に乗るんじゃねえ」


「ネコミミよりうさみみがいいんですか兵長!!」


「どっちも却下だ」


「ううう・・・
絶対エルヴィン団長に頼んで実施してやるう・・・」


「エルヴィンなら雛ちゃんの頼みを聞き入れちゃうだろうね」


「どうしてあいつはあんなに雛に甘いんだ」


「雛ちゃんに甘いのは君もエルヴィンもどっちもどっちだと思うけどね。
エルヴィン的には雛ちゃんがかわいい一人娘みたいな感覚なんじゃないかな。
ほら、お父さんって娘に弱いでしょ?」


「じゃあ頼みに行ってきます!!」


「ちょっと待って雛ちゃん。
とりあえずこの質問コーナー終わってからにして」


「兵長の好きなところでしたね。
簡単に言っちゃえばだいたい全部です」


「おっ、大胆!!」


「そういうこと言われるとちょっと恥ずかしいですね・・・///」


「・・・さっさと次行け」


「もっと恥ずかしがってる人がいるよ?」


「うるせえ。
次なんか余計なこと言ったらその頭かち割んぞ」


「次の質問はなんですか?」


「さっきの反対。
リヴァイの嫌いなところは?」


「暴力変態なところです」


「しつけえぞ」


「はいはい。
嫌いっていうか・・・
たまになんで怒ってるのかわかんないときがあるので、ちょっと困りますね」


「普通わかるんだよ。
頭使え」


「いやあ、頭使ってわかるもんでもないと思うけど?
ヤキモチっていうのは難しいからねえ・・・」


「へ?なんか言いました?」


「クソメガネ・・・
次余計なこと言ったらどうするか・・・
忘れたわけじゃねえよな?」


「ほっ、ほら!!
雛ちゃんには聞こえてないみたいだし!!
大丈夫だよ!!
あっ、最後にもう一つ質問!
私の好きなところはー?」


「ありません!じゃあいってきまーす!!」


「ひどっ!!」


「あ?
雛、どこ行きやがった」


「エルヴィンのところでしょ。
ネコミミパーティーの相談しに行くって言ってたの、忘れた?」


「チッ、頭かち割んのは後だ。
おい、雛!!待ちやがれ!!」


「追うだけ無駄なのに、毎回よくやるねえ。
何だか終わっちゃったけど、これで大丈夫?
まあ、私はリヴァイが戻ってくる前に帰らないと危ないから、もう帰るよ!
じゃあね!」
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