短篇集

□起きたら
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女体化してます。嫌なら見ないことをおすすめします
就親






朝起きると、なぜか起こしに来ていた子分達が顔を真っ赤にして逃げていった



俺なんかしたかなぁ



適当にそこらへんにあったものを羽織って顔を洗おうと思って部屋を出た



井戸につくと、弟の親貞にあった



親貞も顔を真っ赤にして
「兄上、いや姉上と呼んだ方がいいですか?」



「何言ってやがんだ。俺は男だろうが」



あれっ、俺こんなに声高かったけ



親貞がなぜか胸を指差している
いまだに顔が赤い



胸を指差しているからそこをみてみると、………





「なんじゃこりゃあああぁぁぁ」












あいつら、すぐに言えば良かったのに



今日は元就がくると言う旨を元貞に伝えると、これでもかというほど冷静に親貞は
「とりあえず兄上ちゃんと着物を着ましょうよ」
と言った



「あ、ああ」



ということで、自分の部屋に戻ったのはいいのが、ここで問題が発生した



自分の身長も変わっていた
まぁ、これはなんとかできるのだが、どの着流しを着ても全く合わないのだ



一口に合わないの言っても、男ものの帯やら着流しやらではどうしても、ポロリになってしまうのだ



どうしようか?女ものの着物はあっただろうか



元就がくるのは昼過ぎのはずだが、あいつのことだ、昼飯を食っているころに来るだろう



部屋の外にいる親貞を呼んだ
「姉上、着替え終わったのですか」



「姉上じゃねぇよ!!」



「何もそこまで怒らな「怒ってねぇ」で、なに用ですか?」



「着物が着れるものがねぇ」


「なんですってぇぇ」



「毛利が来るのは昼ぐらいなのに。今からは仕立てられないし、だれかから借りるにも、小さくなったといえ兄上は女子にしては大きいですからねぇ」



「そんなことより、兄貴。毛利のヤローに女になっちまったって、バレちまうぜ」



そうだ、そのこともあったんだ



「兄上、そのことは大丈夫です。兄上は姉上として振る舞ってください」



「どういうことだ」






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