短篇集

□雪
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松→姫



ここは安芸の国


毛利家によって治められている


そこに近くの四国を治めている長曾我部国親とその長子弥三郎もといい姫若子が訪れたのであった


毛利家にも弥三郎と同じぐらいの子がいた


ちなみにその子と言うのが当主の弟松寿丸なのである


当主どうしで話にきたのだから、必然的にそのふたりで遊ぶことになったのは言うまでもない


ふたり年も近く、たまに会うことがいままでにも何回もあったため、幼なじみみたいな関係だった


遊ぶのはとてもいいことなのだが、なにぶん年の暮れがもう間近だ


外では白いふわふわしたものが漂っている


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