小説
□初めての大きな里
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サクラも軽くお辞儀をし、目を丸くした。
サクラ(なにこの子、すごいかわいい。。。。里では見かけないけど。。。。)
綱手「サクラ、この子は私の古くからの付き合いの方のお孫さんでな、今日から木の葉の住人になる」
サクラ「そうですか、師匠のお知り合いのお孫さんですね、私はサクラっていいます。よろしく」
ゆか「はい。私は月の里から来ましたゆかといいます。よろしくおねがいします。」
そういってまた深々とお辞儀した。
綱手「サクラ、ゆかはこれから私の身の回りの世話や、里の商店の手伝い、農家や漁村の手伝いもしてもらう事になっていてな、来週から働いてもらうつもりだ。」
サクラ「そうですか。。。。」
(学校は行かないんだ。。。。私の2つ位年下よね。。。。。)
綱手「そこでだ、今日一日ゆかに里を案内してやって欲しいんだが、何か予定はあるか??」
サクラ「いえ、今日は何も予定はありません。案内させていただきます」
サクラはゆかに向かってウインクした。
綱手「ではサクラ、しばらくはゆかに色々おしえてやってくれ、あとゆかが住むアパートの地図だ。ここにも連れて行ってやってくれ」
サクラ「はい。わかりました」
サクラはゆかに目配せして
「じゃあ、早速行きましょ」と、ゆかの手を引いた。
嬉しそうに
ゆか「綱手様、では行って参ります」
ゆかは足早に部屋を後にした。
里の中心街をサクラが案内してくれる。
その間、何人もの人に振り返られる。
サクラ(そうよね、こんなかわいい子いたら見ちゃうよね。。。。今はまだ子供だけど、五年後が怖いわ。。。
)サクラは羨ましそうにゆかを見た。