黒蜜カルテットと私と。

□カルテットと私A
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あれから数日
特に変わったこともなく日々を過ごしています

何も変わらない、つまり私のいる講堂に必ず彼らがいる日々も変わりません

彼らが私に何かしてくるわけでもないので、別に気にすることもないんですがね






「………ふぅ。」

今日も講義が終わり、
バイトが休みな私はいつものように家に帰るつもりだった

あ、そう言えば冷蔵庫の中がすっからかんだった

スーパーにでも行って、買い出しするか












































「…沢山買ってしまいましたね。」

あまり来ることもないので、あれこれ買ってしまった

しかも長時間居たらしく、外に出たら暗くなっていた

早く帰らないとな…

















その時

「――――っ!?」







ゾワリと背筋が凍る感覚に陥る

何?よく分からないけど…怖い

気付けば脚は止まっていて
でも後ろからよく分からない足音と





………気持ち悪い呼吸音




まずい、やばい
早くここから逃げないと

だけど私は動くことができなかった

足音は確実に近付いて、
あと少しで私と同位置につくくらい

ああもう…ダメかもしれない

























ドカッ

「っ!?」

「ッ北上さん、大丈夫だった!?」

…何故か知らないけど、イケメンズの一人がそこにいた

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