夢から覚めたら
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朝起きると、いつもの天井があった
「起きたくなかったな〜」
私は夢を見ていた
大好きな先輩が出てくる夢
現実では有り得ないようなことが夢では叶う
「櫻井先輩のことばかり考えてるから夢にでてくるんだよ」
毎日、みんなより早く朝練に行く為に早起き
独り言をいいながら制服に着替える
朝ご飯を食べて学校に向かう
これが私の日課
私は、高校に入って中学の時やっていた吹奏楽部に入った
そこで出会ったのが、1つ年上の櫻井先輩
櫻井先輩は、いじわるだし
無愛想だし、ちょっと怖いけど
勉強ができて、常に成績はトップクラス
おまけに超がつくイケメン
そして、最高にかっこいいドラマー
そんな完璧な人
でも、それだけじゃなかった
私は、櫻井先輩のことをまだ何も知らなかった