支部ログ
□愛の檻
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*Kside*
俺たちは今歪な関係を続けている。
同じ人を好きになってしまったことが原因で。
でも、俺は別に問題ないんだ。
だって近くの先輩もそう思っていてさ。
協力しあってあいつを愛するなんて、
あいつにもなかなか無い経験だろ?
2人から愛されるんだから幸せだと思うんだ。
でもさ、でもね。
もう少しだけ同学年の部活が同じで委員会も同じの『友人』で過ごしていたいからさ。
もう少しだけ我慢する。
あとちょっとでその『光』ともそんなに気軽にお喋りできないよ?
今を君は楽しんで。
これから、俺たちが幸せな笑顔で埋め尽くしてあげるんだ。
楽しみだろ?
と言っても大して君は思わないだろうし、むしろ心配しそうだね。
いつもの俺らしくないってさ。
そうかもしれない。だって俺は凡人だから。
あ、それは関係ないのかな。
まぁいいや。
だってさ、ここまで狂わせたのは全部君がいたから。
さてと、
ここで君にこの気持ちがばれる訳にはいかないからさ。
「火神、黒子!おはよう!」
さぁ、もうすこしだけこの歪な関係を続けよう。
君が俺たちしか見れなくなるまで。
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