支部ログ

□【番外編】
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*U*



10月31日。

Pm.4.00


東京にいるPG組は1ヶ所に集まる。


伊「これなー♪」


伊月は『ババーン!』と効果音が付きそうな出し方で仮装衣装を出した。

伊「とりあえず、光樹にはかぼちゃのお化けみたいな感じでマコには魔法使いの王子様。

  で、俺がその王子様を襲っちゃう吸血鬼で、和は白いお化けさん」

高「俺被るだけ!?」


高尾の叫びむなしく皆着替えていく。

降旗はかぼちゃがところどころイラストされたオレンジの色の服を

花宮は魔女帽子を被って服も真っ黒な服(スカートに非ず)を

伊月は黒いマントに紫色の服、黒色のズボンをはいている。

高尾は言わずもがな白い布を被っただけである。

ちゃんと外は見えるようになっている。




花「誰から行くの?」

伊「んーとね、春日さんからかな。ここから近いのは」



というわけでおかしな集団が道を歩いていました。

警察に捕まることなく春日の家へ到着!

とりあえず伊月がチャイムを押す。



春「はいは〜い」


玄関のドアを開ける。


「Trick or treat!」


春「わぉ、ご褒美をあげるからお部屋に上がっておいで〜」


春日は驚いたようにもみせたが、すぐに皆を家に上がらせる。


降「甘い匂い…」

春「ちょぃっと待っててねぇ〜」



そう言うと春日はキッチンに。


高「何が出てくるんですかね〜」

伊「気になるね!」

花「楽しみ〜!」



仮装したままちゃっかりとイスに座っている3人と



赤『僕も隆さんの食べたいなぁ〜』

降「今週末来るんでしょ?そのときまでの我慢だよ」



電話越しにお喋りしている2人。

降旗もちゃんとイスに座っている。

そして春日が出てきた。


春「は〜い、おまたせ〜!」


そう言って渡されたのはクッキー。


花「チョコクッキー…?」

伊「こっちはバタークッキーかな…?」

降「アーモンドが入ってる…ような?」

高「やっほぃ!キムチクッキー!」


それぞれ別のクッキーが渡される。


赤『いいなぁ…』

春「あ、征君は電話出演?」



赤司に気づいたようで話しかける



赤『そうです!とりっく、おあ、とりーと!』

春「週末にまたクッキーあげるから〜。それまで待っていて〜」

赤『了解です』


ほのぼのお話はできても時間は無い。


伊「隆さん、ありがとうございます!次は翔さんのとこ行かなきゃ」

春「あ、翔君なら神奈川に行ってるよ?甘えにw」

伊「ご協力感謝します!あ、ついてくる?」


その提案にのったらしい。急いで用意している。


春「電車乗るからコートかなんか着といたら〜?」

赤『どんな格好してるか気になる〜!』

降「征十郎にもあとで映像送ってあげる!」


ちなみに映像係は高尾である。

春日の言うことにしたがって高尾以外コートを着る。

高尾は脱ぐだけなので別に着なくてもいいし。



伊「んじゃ、神奈川にれっつごー!」



一行は神奈川へと行った。








神奈川に着くと結構真っ暗になっている。


花「今は7時かぁ…」

伊「アポなしだけど、まぁ、翔さんにやることは決まっているよな」

高「ちょww」

春「え、何々〜?」

降「見ていれば分かりますww」

赤『あ、僕そろそろ寮で夕食の時間だから抜けるね!』

「りょうか〜い!」


というわけで赤司離脱。

家の近くでコートを脱いで、チャイムを押す。


今『はいはーい。どちらさん?』

春「こちらさんだよ〜」

今『いや、意味わからんねんけど』


今吉が普通に笠松家のチャイムに出るのがわからないんですけど!

まぁそれはおいといて。



春「ちょっとあけて〜」

今『ん、まぁええで』


そしてドアが開く。


「Trick or treat!お菓子をくれてもイタズラしちゃうぞ☆」


ちなみにこれは春日以外である。

今吉が出てきたのでみな白いものや茶色いものを投げつける。

今吉に当たった途端割れて。


今「ちょお!なにやっとんねん!卵やん!」

春「うわwwwおもしろすぎじゃんwwww」


春日は大爆笑である。

今吉はなんとも不格好な感じに。


*良い子は卵を人に向けて投げないように!



笠「玄関で騒ぐな、ってオイ」


笠松まで出てきた。



「Trick or treat!お菓子をくれなくてもイタズラしないよ!」

今「何なんその差別!?というか、それ言う必要あったん!?」


見事なツッコミスキル。

まぁそんなことはどうでもよくて。

笠松はとりあえず家の中へ入れる。

途中からカメラを取り出して撮っていた。

今吉はお風呂に直行。

だって卵まみれだし☆

リビングに着いたところで皆くつろぐ。



笠「あ、これ、お菓子。征と健介には後で渡すわ」

高「わぁ〜い!ありがとうございますっ!」



と言いながらぎゅーっと笠松にくっつく高尾。



笠「(マジ可愛い、ここにいるやつほんと天使。ここにいなくても征と健介も天使)気に入ってもらえてよかったわぁ」

高「衣装みんなかっこいーの!後で写真頂戴?駄目?」

笠「(あぁもうここでよく出される和成のあざとさがっ…!)勿論、いいにきまってんだろ?」

高「やったぁ!幸男さん大好きっ!」

今「ワシのほうが愛してるし!」




癒し空間の中に今吉出現。

お風呂から上がってきたら高尾が笠松に抱きついている状態をみてしまったみたい。

涙目で笠松に負けじと抱きつく。




今「ワシのほうが好きやもんっ」

笠「(ちょっと待って、めちゃ可愛い、もうなに据え膳なの?何かなの?もう涙目の翔一マジ可愛い、さすが俺の恋人っ!)」



高尾は何か危機を感じ取った気がしてすぐに離れる。



高「うわぉ、口から砂糖吐きそうなレベル…」

降「甘々だね〜。征十郎とイチャイチャしたい…」

高「こっちは切実な願いがっ!?」



花宮と伊月のほうを見るといちゃいちゃしていた。



高「リア充じゃない俺に対するあてつけ?」



高尾は白い布を被りながら一人むなしくキムチクッキーを食べていた。



























高「隆平さん!めっちゃこれうまい!」

春「それはよかった〜」














ある東北の場所では

福「お、映像きたきた〜!ってなんで音声無いの!?くそぉ…」

でも見る福井。









また京都では

赤「楽しみだなぁ〜週末かぁ」

心弾ませ音声ありの映像を見ながら部屋で一人。

週末が来るのを待ちながら過ごしていた。



















―これはまだWCが始まる前のお話。



ハロウィンだぞ!End
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