海空学園(短編)【旧】

□金太郎の風邪
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ある日、四天王寺のテニス部で事件が起きていた。

その事件とは…。

白石、謙也、千歳、銀、財前、小春、ユウジ、の四天王レギュラーの7人が回りに集まっていた。

小春「いやぁー!!金太郎さん!?」

ユウジ「遠山!?」

財前「金!?」

銀「しっかりしなせぇ!!」

謙也「おい、金ちゃん!?」

千歳「金ちゃん!?」

白石「大丈夫やん、金ちゃん…。」

そう、部活中に遠山が倒れたのであった。

頬を赤くし、息が荒くなりながら気を失っている遠山にまさかと思い、遠山の額をそっと手に添える。

謙也「?!!」

白石「謙也…?」

謙也「…金ちゃん。めっちゃ熱、高いで…。」

レギュラーメンバー(謙也除く)「!!?」

謙也は遠山をおんぶし、保健室に連れていった。一緒についてきた

銀、千歳、白石の3人は謙也の指示に従い、テキパキと遠山の看病をする。

ひととき終わり、

謙也「ふぅー、何とか落ち着いたなぁ。」

謙也は汗を拭う仕草をする。

白石「…で?結局、金ちゃんの病状は何やったんばい?」

謙也「心配せんでええ、白石。ただの風邪や!!」

白石「風邪?」

謙也「そうや!!」

千歳「大事なくて良かったばい。」

銀「…とりあえず、これが落ち着いたら、金太郎はんを家に帰らせましょう!!」

白石「そやな…。」

謙也「そのこと、なんやけど…。」

謙也が手を上げながら言った。

白石「何や?謙也?」

謙也「さっきオサムちゃんから聞いたんやけどな、遠山の家に連絡したら留守してるみたいやんねん!!だから…。」

白石、千歳「「なるほど…。」」

謙也の言葉に納得する2人。

千歳「でも、それは金ちゃんが起きんと始まらんたい。」

千歳がそう言った時、

遠山「…ん。」

うめき声をあげ目を覚ました遠山。

謙也「金ちゃん、目ぇ覚めたんか?」

遠山はおぼろげな目で謙也の方へ向く。

遠山「け…んや?」

遠山が起きたことに気付き、白石、千歳、銀の3人も遠山のところへ行く。

千歳「金ちゃん、大丈夫たい?」

白石「大丈夫なん?金ちゃん。」

銀「金太郎はん、大丈夫なん?」
 
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