海空学園(短編)【旧】

□子犬 〈後編〉
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リコ「黒子くん、かわいそうだけど…やっぱり…。」

黒子「あの2人を説得すればいいんですね?(キラッ」

リコ「えっ!?うーん…できるか!?。」

すると、黒子は黄瀬と火神に向けてニヤリッと笑みをこぼし、リコから2号(←子犬)を奪い、抱き抱える。

黒子「黄瀬くん、火神くん。(ニヤリ」

黄瀬、火神「「な、何だよ(ッスか)?!!」」

黒子「黄瀬くん、火神くん。ダメなんですか?また捨てろと言うんですか?」

黄瀬、火神「「うっ…。」」

黄瀬「…というか、黒子っち…。」

火神「こんな目×2で見るんじゃねぇ!!来るなぁ―!!」

黄瀬「やめてほしッス!!黒子っちー!!」

2人は顔を青ざめ、逃げる。

しかし、黒子は2号を抱き抱えたまま、ニヤニヤと笑みをこぼしながら2人を追いかける。

こんな光景を見て、全員(黒子、黄瀬、火神除く)「(絶対(ぜってぇー)、わざとだ(ね/だな)。)」と心の中でそう思った。

リコは「ハァ…。」とため息をついて“パァン”と手を叩きながら「部活を開始するわよ!!」と言った。

リコの一言で部活を開始する男子バスケ部メンバーたち。

黒子「カントク(リコ)…2号を参加させてもらってもいいですか?」

リコ「えっ…。」

黒子「あの2人(黄瀬、火神)のために慣れさせてもらおうかと…。」

青峰「おっ。ナイスじゃねぇか、テツ!!」

紫原「黒ちん、ナイス!!オレもー!!」

灰崎「いいんじゃねぇか?別に…。」

緑間「…まぁ、オレも慣れさせた方がいいと思うのだよ。」

赤司「オレも、そう思います。…カントク!!」

リコ「そうねぇー…。」

リコはそう言いながら腕を組んで「うーん。」とうねる。

リコ「そうね。…じゃあ一日だけよ。いつまでも練習をおろそかにするわけにはいかないわ。…あと、明日にでも雲雀くんの所に行って許可をもらいに行かないと…。」
 
黒子「ありがとうございます、カントク。」

リコから一日だけ参加の許可もらえた2号は参加することになった。

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