Cold Room
□愛しき親戚の子の介抱しに黒は青と桃と一緒に舞網市へ!!(後編)
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翌日―
遊矢の温度を計ると昨日より下がっているものの“37,9℃”という少し高めの温度だった。
黒子は遊矢を(行き付けの)病院に連れていった。
(←青峰、桃井、素良は
ペロ、マロン、レオンと2号の散歩を連れていっている。)
黒子「遊矢くん、大丈夫ですか?」
遊矢「んー…大丈夫…。」
遊矢は黒子の膝枕で横になっており、眠たそうにうつらうつらとしていた。
黒子「呼び出しはまだもう少しのようですから、
寝てていいですよ。遊矢くん。」
遊矢「分かっ、た…。兄さ…ん…。…zzz。」
そう言って遊矢はすぐに眠りに入った。
しばらくして、アナウンスから遊矢が呼ばれた。
黒子「遊矢くん。呼ばれましたよ。」
(横になっている)遊矢を何回か揺すり起こす。
診察が終わり、結果は…過労による発熱だった。
薬をもらい、(行き付けの)病院をあとにし、ひとまず榊家に帰った。
☆★☆★☆
榊家に帰って来た黒子と遊矢。
2人が帰って来た時には、青峰と桃井、素良(とペロン、マロン、レオンと2号の4匹)がいた。
2人に気づいたらしく素良が「おかえり、遊矢!!
テッちゃん!!」と言った。
遊矢「ただいま、素良。」
黒子「ただいま帰りました!!」
中に入り、遊矢の部屋へと行く黒子と遊矢。
そして、部屋の中に入った2人は…遊矢はベッドに座り、黒子はベッドの近くに置いてあった救急箱から体温計を取り出す。
黒子「遊矢くん、一旦熱を計りましょう。」
遊矢「うん…。」
―ピピッ
数十秒後に計測された体温が表示される。
黒子「38,3℃…ですか。」
朝方、計った体温よりもさらに少し高めの温度だった。
遊矢「テツヤ兄さん…何度だった?」