Cold Room
□馬鹿でも風邪は引く
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十代は朝、目を覚まし、体を起こす。
その途端、少しだが頭痛と寒気が襲った。
十代「…くっ。さみぃな…。」
しかし、季節は秋。
暑さから寒さに変化する中間の季節。
十代「ハァ…。頭痛と寒気がして、少し体がダルい…。もしかして…。」
この症状で当てはまる病は…一つしかない。
十代「風邪、か…。」
十代は“自分が風邪を引いた”という自覚をしたのだった。
☆★☆★☆
学校―
ヨハン「おはよう、みんな。」
翔「ヨハンくん、おはよう。」
剣山「おはようザウルス。」
ヨハンは翔、剣山の2人に挨拶をし、キョロキョロと教室を見渡す。
ヨハン「なぁ、2人とも。十代は?」
翔「アニキッスか?来てないッスよ?」
万丈目「どうせ、アイツのことだ。遅刻だ、遅刻。」
翔「そうッスね。…あっ、おはよう。万丈目くん。」
ヨハン「おはよう、万丈目。」
万丈目「ああ、おはよう。」
そして、十代は朝のSHRになっても教室に入ることはなかった。
SHRが終わった途端、翔、剣山、万丈目、ヨハンの4人は担任の教師である“カイザー”こと丸藤亮に話し掛ける。
翔「お兄さん。」
亮「翔か。どうした?それにお前ら(剣山、万丈目、ヨハン)も…。」
ヨハン「十代のことなんだが…。」
剣山「アニキ、欠席ドン?」
亮「ああ。十代は今日、欠席だ。風邪とのことだ。」
翔、剣山、万丈目、ヨハン「「「「か、風邪(ッスか/ザウルス)!!?」」」」
亮の十代についての欠席報告に4人は驚く。
亮「そんなに驚くことか?」
剣山「そ、そりゃあそうドン。」