海空学園(短編)【旧】

□金太郎の風邪
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約10分後、荷物をまとめ終わり、寮をあとにする。

海空学園の校門から出ようとした時、

翔、剣山「「アニキ!!」」

翔、剣山の2人が現れ、校門の前まで走り追いついた。

翔「ハァ…ハァ…追いついたッス。」

剣山「アニキ、こんな時間にどこに行くザウルス?」

十代「いやぁー、実は…。」

十代は千歳から電話で話した経緯を話す。

翔「そうだったんスか…。」

剣山「金太郎、心配だドン。」

十代の説明に納得する2人。

十代「…という訳だから行くな。」

剣山「分かったザウルス。」

翔「アニキ、気をつけるッスよ!!」

十代「ああ!!」

こうして十代は海空学園の校門から出て、海空学園をあとにし遠山のいる大阪へ向かい始めた。

―‖―‖― ―‖―‖―

四天王寺メンバーは遠山を千歳が背負い、保健室をあとにし四天王寺中学校から出る。

遠山家に着いた白石、(遠山を背負った)千歳、謙也、銀、小春、ユウジ、財前の7人。
(←遠山の荷物は白石が、千歳の荷物は銀が持っている。)

遠山の荷物から家の鍵を取り出し、玄関ドアを開ける。

家の中に入ると遠山の部屋に行き中に入る。

遠山をベッドに寝かせ、6人はそれぞれ看病するための準備を急ぐ。

準備を終え、取り残された白石は遠山の熱を計る。

白石「!!?(熱、さっきより上がっているたい!!)」

白石は遠山の熱の異常に驚く。

小春が部屋に入り、手に持っていた水桶を机の上に置いた。

水桶の中に入っているタオルを手に取って水気を絞り、その絞ったタオルを遠山の額の上に乗せた。

つらそうな遠山の様子を見て

小春「金太郎さん、何だかつらそうね。」

俯いたまま呟く小春。

白石「金ちゃんが目を覚まさない内は動かない方がいいかもしれないたい。」

小春「せやなぁ。」

それから一時間後、夕食をどうしようかと困っていた時千歳の携帯から電話が鳴り出した。

千歳は携帯を取り出し電話に出る。
 
千歳「はい、もしもし。十代さん、どうしたん?…えっ?冷蔵庫と炊飯器の中身を…確認?ちょっと待ってほしいたい!!謙也!!」
 
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