BOOK1

□クラクラちょこれーと
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白「つるぎー!お早う!」タタタッ



京「あぁ おはy



白「天馬おはよう!
これをやる」スッ



天「オハヨ白竜ちゃん
…えっ これはもしや!」



白「あぁ バレンタインデーのチョコレートだ
よかったら後で食ってくれ」



天「ワーイww
まだ葵と秋ネエにしか貰えてなかったから嬉しいw
ありがと白竜ちゃん!」



白「どういたしまして
大事に食えよ」



天「もちのろーん!」



京「…あの、白竜…??」



マサ「あっ いいなぁ天馬クン!
白竜ちゃん 俺もチョコほしい!」



白「あぁ 狩屋のぶんもちゃんと用意してあるよ
ほら」スッ



マサ「マジ?!
やったぁ さんきゅ白竜ちゃん!」



京「……え あの…」



キーンコーンカーンコーン



マサ「!あっやべ!
チャイム鳴っちゃった!
早く行かないと遅刻しちゃうぜ!」ダッ



天「うん!急ご剣城!」グイッ



京「えっ ぁ ちょ」



白「またな 剣城!
授業がんばれよ!」ニコッ



京「……………え…
あ…ぉ おう…」



















*******






―昼食時











天「はーようやく昼御飯だ〜
食べよ食べよー」



マサ「うんw
ねぇねぇ弁当よりもまず白竜ちゃんからもらったチョコ食べない??
早く食べたくて授業中ずっとソワソワしちゃってたんだよねwww」



天「wwwそだねww
白竜ちゃんからもらったチョコ 先に食べよっか!」ガサゴソ



京「……」



天「……うぉわっ!
ブラウニーだ!しかも超おいしそう!」



マサ「俺のはチョコ味のマカロンだ!
…手作り…だよね??これも天馬クンのブラウニーも…
完成度高杉www」



京「…」



天「…パクっ
ん!おいひい!めっさおいひい!なにこのブラウニーけしからんwww」mgmg



マサ「けしからんってww使い方違うwww
…ぱく……ん!俺のチョコマカロンもマジおいひー!
たしかにけしからん味かもねこれはwww」mgmg



京「…」イラ



天「そういえば信助たちも白竜ちゃんからチョコもらったんだって!
白竜ちゃん今年はいろんな人にチョコあげてるんだね」



マサ「こんなに手の込んだ美味しいチョコを皆に配ってるんだねw
すごいな白竜ちゃんw」



天「しかも多分 皆違う種類のチョコもらってるみたいだね
俺はブラウニーで狩屋はマカロンで…
剣城は??」



京「…………あ??」



天「いやだから剣城は白竜ちゃんからどんな種類のチョコもろたのって」



京「……………ぃ」



天「え??なに??よく聞こえなかった
ワンモアプリーズ」



京「……だっから…!
まだもらってねーって!!」



天「!!!?!」



マサ「え…ええぇ!?つ 剣城クン…まだ白竜ちゃんからチョコ貰ってないの!?嘘ぉ!?」



京「こんな嘘吐いてどうすんだバカ!」



天「ごっゴメンっ俺ッてっきりもう白竜ちゃんからチョコもらってるかと思ってたから…
当てつけのように浮かれてしまってスンマセンしたww」



京「…っべっつに
気にしてない」フイッ



マサ「(いや気にしまくりじゃんww
どーりでさっきから貧乏揺すりしてるわけだwww)」



天「あっ…でもっ大丈夫だよ!
剣城へのチョコは絶対用意してくれてるよ!
まだ渡してないだけだよ!」



マサ「そっ そうそう!
放課後とかに渡すつもりなんじゃない!?
そうだよそうに違いないよ!うん!
放課後のが2人きりでゆっくりできるし!うん!」



天「うんうん!
剣城が大好きな白竜ちゃんがチョコ用意してないなんてあり得ないもん!」



京「…………だと良いがな」


















******




―放課後
ヨットハーバーグラウンドにて










宗「よしこい剣城!どんなシュートでも止めてやる!」



京「いくぞ井吹!
はああぁッ! バイシクルソーd



白「おーい!」タッタッタッ



宗「!白竜!」パァッ



京「白竜…」



白「はぁっはぁっ…練習中にすまないっ…ハァハァ…」



宗「どうしたんだ そんな息あがらせて…」



白「いや ゼロのメンバーにチョコを渡しにゴッドエデンに行ってきたんだ…
さすがに少しくたびれたな…ハァ…ハァ」



京「…」



宗「おい大丈夫かよ…」さすさす



白「大丈夫だ
…井吹 ほら これ」スッ



宗「!へっ…?!こここっこれって…!!」



京「……!」



白「バレンタインのチョコだ
なんだ 要らないのか??」



宗「いるいるいるいるいるいるいる!!
うっわやばいマジ嬉しい!
さんきゅー白竜!超可愛い!!」ガバッ



白「こらっチョコあげただけで調子に乗って抱きつくな犬!」ペチッ



京「………」ムスッ















*****



―その夜
剣城宅にて






京「……はー…
あいつ…ついに俺にだけチョコくんなかったな…
毎年一番最初にくれてたのに…何で…」



京「…俺白竜になんかしたか…??…
いやでも朝だって普通に挨拶してきたし…」



京「……………1人でウジウジしてても仕方ないか…
ちょっと電話してみよ…」ピッピッ



Prrr…



白『…あっ もしもし剣城か?!』ガタガタ



京「あぁ 夜遅くに悪い
…………あのさ 俺お前になんかしたか…??」



白『へ??いや??剣城は何も悪いことはしていないぞっ??』バタバタ



京「(…なら何でだよ)
…なら良いんだけど
……もう日付変わっちまうんだが」



白『ん??あぁそうだな あと30分ほどで日付変わるな、っと』バタバタ



京「…??おい さっきからバタバタガタガタ何の音だ??」



白『何って…でかける準備だ』バタバタ



京「、は??おまっこんな夜遅くにでかけんのか??」



白『ああ だってタイムリミットがあと30分ほどしかないからな』



京「??、は…??」



白『今から家を出て剣城の家までは…全力疾走すれば20分ぐらいで着くだろう
バレンタインデーには間に合う』ガタガタ



京「…!えっ俺んち来んのか!?今から!?
つか…ば バレンタイン、て…!」



白『あぁ 今から剣城にチョコを捧げにいく
だからまだ寝ちゃだめだからなっ』



京「いっいや寝ねえけどっ…
何で今からなんだよ!チョコあんなら昼間のうちに渡せばよかっただろ?!」



白『ばっ ばか!
昼間のうちじゃ渡せないようなチョコだったからっ…
だからこんな夜遅くにこうして剣城の家に行こうとしてるんじゃないか!』



京「!?!は、?!えっ なん、おまえどんなチョコ渡す気だよ、?!」



白『どんなって…頭のうえに大きなリボンをつけて
"俺ごとプレゼント"って言って口移しで甘いチョコを…って何を言わすんだ剣城!
お楽しみにするつもりだったのにー!
あーもういい!今から剣城の家に行くから!
待っててくれなきゃ嫌だからなっ!』



京「えっ おい!ちょっ白r」



ブチッ ツーツー…



京「…切りやがったアイツwww
…」



京「……頭にリボンつけて…口移しでチョコくれて
『俺ごとプレゼント』って……
そりゃ確かに昼間には渡せないよな ハハ…」



京「……やべ
(まだチョコ貰う前なのに
想像しただけでクラクラする)」









京「…早くこい あほ白竜
チョコみたいにとろっとろに甘く溶かして返り討ちにしてやるよ」

















おわれ!



バレンタインデー企画の京白前提白竜ちゃん受けでしたー

白竜ちゃんがやたら皆にチョコあげてたのは
大本命の剣城にあげるチョコをあれこれ試作しているうちに
増えちゃったので処理するために散布(笑)したに過ぎなかったらしいw


なにこれェ\(^O^)/


 

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