キミのとなり(長編小説)

□接触
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FAIRYTAIL
第10話
〜接触〜

グレイ「何か用か?」
オレは睨みつけて言う。
ジークレイン「正直言ってオマエが憎い」
グレイ「・・・・・」
ジークレイン「オマエが勝手に怪我をしたのにも関わらず、何故兄が不登校にならなきゃいけないのか・・・」
グレイ「知らねえよ、アイツのせいでナツとも関係もごったになった」
ジークレイン「それだけじゃないだろ?オマエはあの後輩に・・・」
ナツ「グレイ!!!」
階段を急いで降りてきたナツ。
グレイ「・・・」
ジークレイン「ナツ・・・・」
ナツ「ジークレイン!!オマエグレイに何してんだ!!?」
グレイ「何もされていないが」
ジークレイン「クスクス。ナツがそうやってしていられるのも今のうちだ」
スティング「アンタ何なんですか?」
ジークレイン「オレは兄ジェラールの人生を変えたこいつらが憎い。壊してやるっ・・・全て!
なんだったら、おまえの手伝いをしてやっても良いぞ?」
スティング「卑怯な手をつかって手に入れたいと思わない」
ジークレイン「そうか・・・」
ナツ「何がしたいか知らねえが、オレらに何かしやがったら、
ただじゃおかねぇ!!!」
ジークレイン「変わったな…ナツ」
ジークレインはナツに近づく。
ジークレイン「やっぱりアイツは悪魔だ」
ナツ「テメェ!!!!!!」
ガンッ
ナツはジークレインの頬を殴った。
ジークレイン「っ・・・」
ナツ「テメェら兄弟のせいだ!!!おまえらのせいで!!!」
ナツはジークレインを殴る。
グレイ「ナツ!!!!!!」
ダメだ・・・オレのせいで、コイツが謹慎になる・・・。
ナツ「う゛っ!!!」
ナツは突如顔を真っ青にして、口元を押さえる。
そしてトイレまで走っていった。
グレイ「ナツ・・・まさか・・・」
スティング「ナツさん!!!」
ナツ「う゛っ。くっ・・・」
ナツは嘔吐していた。
グレイ「おまえ治ったんじゃ・・・」
ナツ「ごめ・・・ん・・・やっぱうつって病気は簡単には治らないらしい」
グレイ(まさか・・・コイツ・・・オレのために・・・)
グレイ「ばっか!!!独りで何でも抱え込むなよ!!!」
オレは泣き叫んだ。
ナツ「だって・・・グレイに棄てられるような気がしたんだ・・・オレ」
スティング「アンタバカですか!!?グレイさんがアンタに離れられるわけないだろ!!!」
グレイ「そばにいるから・・・だから・・・独りで苦しむな…」
スティング「必要とあればオレも助けになる!!!」
ナツ「悪ぃ・・・サンキュー」
ナツは青ざめた顔で無理やり笑顔を作った。


ジークレインside
放課後
オレは屋上でタバコを吸っていた。
ジークレイン「さぁ・・・どうするかな・・・」
「ジークレイン!!!」
あ〜来たんだ・・・。
馬鹿兄貴。
ジェラール「オマエは一体何がしたいんだ!!!」
ジークレイン「何が?」
ジェラール「わざとグレイに接触したんだな!!!」
ジークレイン「オレのせい?」
ジェラール「は?」
ジークレイン「アンタが引きこもらなければ、オレまだ我慢出来た。けど、今となったらアイツを殺したくなるくらい憎くなった」
ジェラール「グレイは何も悪くないッ!!!」
ジークレイン「どうかな・・・?」
兄貴は一歩引いた。
それは今オレがすごく不気味な顔をしていたから。
ジェラール「おまえ・・・狂ってる・・・」
兄貴は去った。
ジークレイン「狂ってるさ・・・でも、こんな風にオレを変えたのは、アンタなんだから・・・」

グレイside
グレイ「何でおまえいんの?」
下校中、オレはナツと帰るハズだった・・・。
スティング「良いじゃないですか〜♡
オレグレイさんといたいし」
グレイ「黙れ」
スティング「ひどい」
ナツ「どこまでついてくるきだ?」
スティング「永遠に・・・」
グレイ「こえーよ!!!」
ナツ「グレイは渡さないぞ!!?」
スティング「それ決めるのはグレイさんでしょ〜?」
ナツはうっと唸る。
ナツ「そ、それでもっ!!
オレはコイツを渡さねえ!!!!!」
スティング「わかってますよ。
本当は、ジークレイン先輩のことで気になっているんです」
グレイ「あぁ・・・・」
ナツ「グレイ、しばらく独りで出歩かないで欲しい」
グレイ「そう・・・だな・・・」
何だろう・・・・この胸騒ぎは・・・。


*あとがき*
お久しぶりの更新ですね!
お待たせして申し訳ありません(^_^;)
テストといい、修学旅行といい、バイトといい、高校生は意外に大変なので・・・。

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