キミのとなり(長編小説)

□ジェラールの怪しい言葉
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FAIRYTAIL 
〜ジェラールの怪しい言葉〜

ナツside
今、オレたちの前に立っているのは、間違いなくジェラール。
弟のジークレインは顔が瓜二つだが、顔の模様が兄とは反対側にある。
ジェラール「久しぶり、ナツ」
オレは中学の時ジークレインと仲が良かった。だから、ちょくちょくアイツの家に遊びに行ってたし、そのたびにコイツは不気味な笑顔を浮かべて挨拶を交わした。
ナツ「オマエ!!!オレのグレイを襲ったそうじゃないか」
ジェラール「オレの・・・ね」
ナツ「は!!?」
何言ってんだ?コイツ!!?
グレイはかすかにふるえてる。
ナツ「オマエにはエルザがいるだろ!!?」
ジェラール「あぁ〜、あの女はただの遊び・・・。アイツはオレのことを見てはいない」
ナツ「ふっざけんなぁああ!!!」
オレはジェラールの頬をめがけて殴ろうとした。
だが、それは簡単に受け止められる。
ジェラールはオレの耳元で囁く。
ジェラール「そんなんじゃ、グレイは守れない・・・」
ジェラールはニヤリと口角をあげる。
ジェラールは固まっているグレイの肩をポンと叩いて去っていった。
ナツ「くっそー」
オレが下を向いていると、ドサッと音がする。
グレイがその場で倒れた音だった。
ナツ「グレイ!!!」
グレイ(あぁ・・・アイツの声が遠くなっていく・・・)

エルザside
ジェラールはどこにいるんだ?メールも返してこない、教室にもいない・・・だが、学校には来ている・・・。
じゃあ、グレイを探しに行ったのか・・・?
生徒会室の前で立ち止まる。
ジェラール「エルザ・・・・こんなところで何をしているんだ?」
エルザ「ジェ、ジェラール」
ジェラール「驚きすぎだろ」
エルザ「あっ・・・すまない」
10秒間の沈黙・・・その10秒は私にとっては1分に感じられた。
エルザ「あの‥‥ジェラール・・・・」
ジェラール「別れよう・・・だろ?」
なぜ気づいた?また、その不気味な笑顔で私を見る?
ジェラール「想い・・・届いたんだな・・・」
エルザ「そういうわけじゃ・・・」
ジェラール「オレももうそろそろ動き始めようかと思う」
エルザ「ぇ・・・」
ジェラールは反転して、去っていった。
どういう意味だ・・・?

ルーシィside
「グレイが倒れたんだって〜」
「マジ?今朝雨に濡れて学校来てたしそのせいかな〜」
「目にもすんごいクマ出来てたよね」
グレイが倒れた・・・・・・
アイツのせいだ。
昨日のことが原因なんだ・・・・・・。
エルザは・・・ちゃんと別れれたかな?

ローグside
昼休みは屋上でスティングと昼飯を食べることになっていた。
スティング「ったく〜、オレ5月きら〜い」
オレたちは、影になっているところで、昼食をとっていた。
スティング「影に行ったらさみぃし、日向に行ったらあちぃし!」
ローグ「うるさいぞ、スティング。ここは1年は立ち入り禁止と言われていた」
スティング「へいへ〜い」
たわいもない会話が続いた。

グレイside
ん・・・、ここどこだ?
保健室か・・・
4時・・・?
たしか・・・あぁ・・・ぶっ倒れたんだな。
4時っつたらHR中だな…。
ナツがもうすぐ来るだろうな…。
ダフネ先生「はいはいはいはい、起きてね〜フルバスターくん〜」
あぁ・・・、ウゼェ・・・。何はいはいはいはい言ってんだコイツ。
グレイ「ウッゼェなぁ!」
ダフネ先生「教師にそんな口を聞いてはいけないでしょ」
グレイ「あ、オレ教室行くんで、んじゃ」
オレは保健室をでて、教室に戻ってくる。
ナツ《大丈夫なのか?グレイ》
小声で聞いてくるナツに対し、頷いてやる。
ナツは笑顔になる。
ハッピー先生「あい!」
エルザ「起立!礼!」
ハッピー先生「あいさー!!!」
「さようなら〜」
グレイ「帰んぞ〜」
ナツ「おう*」

ルーシィside
HR終わったのに、エルザは座ったまま・・・、あたしも座ったまま・・・
レビィ「ルーちゃんバイバーイ」
ルーシィ「うん、また明日」
人は帰っていき、あたしとエルザの2人きりになる。
ルーシィ「・・・言ったの?」
エルザ「ああ」
ルーシィ「じゃぁ・・・あたしと・・・つき合ってくれない?」
エルザ「ああ」
えっ・・・、そんなあっさり・・・!!?
ルーシィ「いいの!!?」
エルザ「あぁ・・・、私もルーシィが好きだからな」
あたしは、エルザの疑問になっている顔が気になる。
ルーシィ「どうか・・・したの?」
エルザ「うむ‥‥。近いうち・・・またグレイが襲われそうな気がするんだが・・・」
あたしは唖然していた。

ナツside
グレイの体調は治ったようだな…。良かった。
グレイ「なぁ・・・ナツ?」
ナツ「何だ?」
コーヒー牛乳を飲みながら聞いた。
グレイ「今日、オマエんち泊まっていいか?オマエとなら・・・安心して寝れそうな気がする」
ナツ「ぶあぁあああ」
オレは思わず噴き出してしまった。
グレイ「な・・・なんだよきたねぇな」
ナツ「だだだだだだ、だってオマエ・・・」
グレイはオレにデコピンをくらわしてきた。
ナツ「いでっ」
グレイ「オマエどうせエロいことしか考えてねぇだろ?」
ナツ「だってよォ・・・」
グレイ「ただ・・・手・・・繋いで寝たいだけ・・・なんだ・・・」///
やっべぇかわいすぎ!!俯いて呟くなんてマジありえねー。
グレイ「だめ・・・かな…」
目を泳がせて、真っ赤な顔をしている。
ナツ「ぜんっぜん歓迎だ!!!オマエから言うなんて珍しすぎ」
グレイの手を握る。
ナツ「行こうぜ?」
グレイ「ぉぅ・・・」

〜続く〜

*あとがき*
さぁーて、もうそろそろヤバいものがくるかもです。
オリキャラ登場させることが出来るかな〜。

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